IMG_6428.jpg

 マコーレー・カルキンか。

 「ポンちゃん、死んじゃったの?」と尋ねられたという話を最近耳にする。居間のほうで人ふたりがそんな会話をしていることがあるのである。それを聞く度にあたしはいつも思うのがさきのマコーレー・カルキンかよ!という内心つっこみである。死んだふりしてライブやってやろうか。いや、あたしはそもそもライブをしない。バンドもない。玄関からちょっと外にも出て行きたない。ウルティメイト引きこもりを自認している。猫だから。家猫だから。現在のうちに来てからもうたぶん7年くらい経つ(人注:1年半くらい)。犬はいるもののすっかり住み慣れて快適である。人同士によるいさかいもない。ときどき地獄(人注:動物病院)に連れて行かれるが、近所なのか移動時間が短くて助かる。「地獄が近くて助かるわ−」というのも変な話ではある。しかし車での移動もなく地獄タイムがその分短くて助かる。まあそんなわけで死んではない。死んでいるかもと言われるのは、すっかりあたしがブロゴを書いていないからである。フェイシャルブックもほとんど開いていない。


 人の言葉を遣わないでしばし過ごしてみようと思ったのが、きっかけである。本も出した。息子にも先立たれた。犬2頭と同居する奇異な現状にもいる。ここらでちょっとのんびり猫として過ごしてみようと思ったのである。断りもなく勝手に申し訳なくもあるが。

 結果。まず肉球が柔らかくなった。キーボードを打たない肉球はぷにぷにになる。それから肩こりが治った。一方で腰痛が増した。これは地獄で鬼(人注:動物病院の先生)が言っていたが、歳のよるものらしい。パソコンやニャイホンを使わなくなったせいか眼精疲労も減った。睡眠が深くなった。日々の変化がなくなったためかぼんやりすことが多くなった。少し前までは犬たちが登って来られない場所がお気に入りだったのだが、ここ最近カメラ型のにゃんハウスを建設してもらった。派手なうちで、楳図かずおさんのように近隣から苦情が来るのではないかとやや警戒したが、立地が居間ということもあり、近隣は家族しかいないので苦情はなかった。穴がいくつかある家で、それでいて暗くて、犬も入ってこないので、快適である。最初は爪とぎしか中にはいっていなかったが、最近はタオルをひいてくれるようなった。そこで過ごすことが多い。ようはものすごく地味な生活になったとも言える。


 息子が死んでしまったことにもようやく慣れてきた。もう少し気にしないで生きてけるかもと思っていたが、ずっとくっついて眠るということをし続けてきたため、ほぼあたしの身体と言っても良い存在になっていたようである。ツヨシレベルで正直しんどかった。しかしまあ時間のおかげや新築のカメラハウスやなんやらのおかげで元気になれた。

 そんなわけで、あんまりなんの変化もなく、のんびりとポン・プルクワは生きている。ひさびさにキーボードをいじってみたが、すごく疲れる。ためしに音声入力機能を使ってみたが、もちろん機能しなかった。技術はまだまだあたしに追いついてくれない。純粋猫的生活も堪能できたので、そろそろときどき徒然に、人の言葉で思うところのものを書き散らしてみたいと思う。今日ごろごろ。



あたしのエッセイ集がしっぱんされてます。




↓これをぽちりすると白黒猫ランキングで1位に近づくそうです。押してほしい。

白黒猫 ブログランキングへ

[ 2016.07.17 | 猫日記 | コメント: 1 | PageTop↑ ]
IMG_0648.jpg


猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


最近はさもいこともあって、陽の光が貴重である。居間のほうが暖かいので、ヒト以外のみんなが集まる。ぽかぽかで、みんなの匂いと息をする音が聞こえて、不思議と落ち着く。うちにはわんこが二頭いる。1頭は、もも。もう1頭は、ぞぞ。もも(写真であたしの横で寝ているほう)は、自分が注目されないとぎゃんぎゃん騒ぐわがままレディであったが、最近怒られることも多く、それでいてすごく愛されていて(悪いことをしていないときに、いっぱい「大好きだよ」と言って撫でられる)、なんだか満足しはじめたらしく、自分だけが注目されなくても騒がなくなってきた。 ぞぞは、ちょうびびりで時計の針の音にも驚くようなわんこだったのけれど、こちらも寵愛を受け続けているうちにだんだんびびらなくなってきた。前はすぐに西野カナレベルで震えていたのに、今ではめっきり震えなくなった。そうして短い寿命のあたしたちは、長い時間をかけて少しずつ距離が縮まりつつある。その御蔭もあって、こうして小さな日向スポットをみんなで共有できるようになった。

 一方、ヒトはというと、くねくねとちょろは喧嘩することなく仲良くしている。くねくねの気分にはむらがあって、ときどき暗いとぐろ巻きな気配をまとっている。それは夢も関係しているようで、彼は寝ている間、いつも幸せではなくなっている。あたしはくねくねに寄り添って生きているので、彼が元気でなくなるとあたしも元気ではなくなる。だから元気でいてほしく思う。

 なんというか、ときどきしんどいながらも、あたしのうちは夜も雨の日も、この写真の日向の中のように、みんなで寄り添ってぽかぽかである。温かいということは、ほんとうに素敵なことである。






あたしのエッセイ集がしっぱんされてます。




↓これをぽちりすると白黒猫ランキングで1位に近づくそうです。押してほしい。

白黒猫 ブログランキングへ

-------------------------------------------------
母猫のポン・プルクワです。
あたしのツイッター: @ponyan01
あたしのフェイシャルブック: https://www.facebook.com/ponne.pourquoi

あたしと息子のグッズを販売しています。
Ponne et Kant Pourquoi
http://ponnestore.com/
-------------------------------------------------


[ 2015.11.04 | 猫日記 | コメント: 1 | PageTop↑ ]
IMG_0638.jpg



猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


空いた穴にむりやり何を詰めて埋めようとするほどに、あたしの寂しさはこの秋マッドマックスである。

 常時、誰かとくっついていることが当たり前だった息子の存命時代は、外派の猫の平均寿命3頭ぶんであった。すっかりさもい季節になっていて、最近言及にしていたと思うが、とうとう禁断のわんこ接触を試みるようになるに至っている。もうわんこ臭ですら、落ち着く体たらくなのである。ヒトはやっぱりヒトで立って動くので、彼らが寝ているときとか座っているときとかくらいにしかくっつくことができない。そしてなかなか寝ない。昼にちょっとと夜にいっぱい寝る以外は起きている。種の違いの溝は、望んでも埋まらない。が一方で、犬はだいぶ寝る。あたしレベルで眠る。ちょっとガサツで、吠えて、匂いがきつくて、足音がうるさくて、外出するほどブレイブで、等々の気になるところは取れそうで取れないカサブタレベルであるけれど、手頃なサイズ、そしてよく眠る。くっつくには悪くない。

 こんなふうにして、息子のサイズの心の穴に、ぜんぜん形の違うわんこの体温を注ぎ込もうと試みちゅうの、あたしくポン・プルクワである。

 季節のせいか、寂寥のせいか、今あたしはだいぶ落ち着かない心持ちで、そわそわしている。江頭レベルで、プルプルするほど落ち着きが無い。遊んで身体をいっぱい動かしてようやく落ち着く具合である。最近おもちゃで遊ぶ機会が増えたので、あたしの動体視力は強化されてきていて、白いふあふあしたおもちゃターゲットが止まって見えたことがあった。

 「とうとうあたしも長嶋やイチローレベルに到達してしまったのか?」

 と、ダッシュしながら思ったのだが、ターゲットの白いふあふあは実際に止まっていただけだった。くねくねが仕事に戻ってしまって、白ふあを放置してどっか行ってしまっていたのだ。あたしの自分への驚きは無駄なものであった。なんし、絶賛活動的なのである。目黒地獄の鬼先生から、あまり太らない病気だと診断されたので、ごはんが食べ放題の最近なので、運動もちょっとしてもいいかな、と思い始めていた矢先なので、悪くない兆候である。

 この調子で、あたしはわんこにくっつく事を試みつつ、身体も動かし、なんなら長嶋レベルの動体視力を身につけ、次なるステージ(どこだろ?)を目指さかと思っている。


 が、しかし、今日は雨。のんびりと眠ることにする。かしこ。


あたしのエッセイ集がしっぱんされてます。




↓これをぽちりすると白黒猫ランキングで1位に近づくそうです。押してほしい。

白黒猫 ブログランキングへ

-------------------------------------------------
母猫のポン・プルクワです。
あたしのツイッター: @ponyan01
あたしのフェイシャルブック: https://www.facebook.com/ponne.pourquoi

あたしと息子のグッズを販売しています。
Ponne et Kant Pourquoi
http://ponnestore.com/
-------------------------------------------------


[ 2015.11.02 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]
こころみ
2015.10.22
IMG_0590-2.jpg



猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


 最近、ずいぶんと寂しさを感じる。さもくなってきたせいだろうか。自分以外の生きものの温かさのが良い。 安心する。

 そんなわけで、くねくねやちょろにくっついていたのだけれど、彼らは動く。寝ているときにしかくっついていられない。のこる生きものは、わんこたちくらいだが、わんこにくっついてみたことがない。抵抗を感じる。中間地点をとって、あたしは最近わんこルームで昼寝をすることにした。わんこの気配はあるが、当人たちがいない。暗くて狭い。新鮮であり、ながらぬくもりがないものの、気配はあって、落ち着く。ちょっとした冒険である。結果、最近のブームスポットである。

 わんこルームはふたつある。うちにいるぞぞとももというわんこそれぞれにルームがあるのだが、そのどちらも試してみたが、具合が良い。ときどき、ぞぞが、うんこをルームに持ち帰ることがあって、そうなると使えたものではないが、うんこハンターたち(ヒトふたり)が、すぐに気づいて撤去してくれて、ルームのなかのマットも洗ってくれるので、そういうトラブルもすぐに解決する。

 こんな風にして、身体をわんこの気配に、あたしは今ならしはじめている。そのうち、くっつくこともできるのではないだろうか。来るべき冬に備えて、くっつける生きものを増やしておこうという、あたしの先取の気性に我ながら、驚く。白洲次郎か!? 次郎はオスだから、白洲正子か。

 ずいぶん猫としては歳を取ってきたわけだが、ここにきて更に状況に応じて進化していくあたし自身に、カリスマ性を感じないでいられない。たいしたものである。

 
 フェイシャルブックをみると、他のうちの写真を拝見する。すると猫が何頭もいるうちがある。それを見ると息子を思い出す。息子がいたときには、くっつく生きものの温かさに困ることはなかった。彼の寝息を懐かしく思う。が、彼の不在が今、あたしは未開の生きものであった、わんこへの接近という試みをさせるに至っている。

 生きているというのは、なかなかどうしておもしろい。できるだけ生きていたいものである。






あたしのエッセイ集がしっぱんされてます。




↓これをぽちりすると白黒猫ランキングで1位に近づくそうです。押してほしい。

白黒猫 ブログランキングへ

-------------------------------------------------
母猫のポン・プルクワです。
あたしのツイッター: @ponyan01
あたしのフェイシャルブック: https://www.facebook.com/ponne.pourquoi

あたしと息子のグッズを販売しています。
Ponne et Kant Pourquoi
http://ponnestore.com/
-------------------------------------------------


[ 2015.10.22 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]
どえす
2015.10.21
IMG_0515_201510210742377e1.jpg



猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


 以前は窓からヒトの往来が見えたので、観察対象はもっぱらヒトであった。とくに大山町というところに住んでいた頃には、猫たちを吸い込む妖怪、猫喰いばあばが生息していたから、観察というよりは警戒という意図で表をよく見ていた。みていると「がらがら」を引きずるヒトが多かった。何かの箱を「がらがら」と引きずるのである。不思議な光景だったし、うるさかった。ヒトの営みは理解に苦しむことが多い。雨の日のなると丸い何を手に持って歩く。ほとんど皆そうしているのである。おまじないとか何かなのだろう。ヒトの世界にはおまじない的な行動が多い。

 たとえば、うちのちょろ(女のヒト)は、丸棒の上に横たわって、「うーーー」と唸っていることがある。なんのおまじないだろうか。不思議に思っているばかりではつまらないので、当てずっぽうに推測してどんどん仮説を立ててしまおう。丸い棒の上に横たわるのは、「美味しいものが食べられますように」というおまじないなのである。きっとささみやレトロト的な高級な食べ物を手に入れやすくなる気分になるのではないだろうか。

 ヒトは毎晩毎朝、水に浸かる。水に浸かるなんてあんなに嫌なことを毎日するのは、きっと苦行であろう。そうやって、自らを苦しませることで、美味しいものを食べて幸せになっても、その幸せが尽きてしまわないように、不幸な時間を過ごして、ちょうじりを合わせているのだろう。うれしいことが10あったら、やなことを12くらいで体験すれば、つぎにはうれしいことが12くらいあるかもしれない。そういうまじないなんじゃないだろうか。効果はあるのだろうか。

 水といえば、植物に水をかけるというおまじないも良く見かける。水をかけるなんて嫌がらせであろう。あれは鬱憤を晴らす類のおまじないなんじゃないだろうか。しかし植物は水をかけないと枯れてしまう気がする。いぜんそういう光景をみた気がする。つまり植物はいじめられることが好きなのかもしれない。そういうのをドエムとヒトは呼んでいる。いっぽうでいじめられるのが嫌いなものをドエスと呼んでいる。そういう意味ではあたしはドエスである。ドエスといえば、京都の言葉であろう。肌が怖くらいに白い京都の着物をきたヒトがテレビで語尾に「ドエス」とつけていたのを覚えている。たとえば「今晩ドエス」とか。「レトロト、食べはったらええやないですかドエス」等。語尾に「ドエス」をつけることで、いじめられるのは嫌い。 「アタシ楽しいことが好き」という姿勢を全方位的に示しているのではないだろうか。そうならば、あたしも付けたい。語尾にドエスを。


 最近は、窓からヒトの姿があまり見られず(かわりに猫をよくみる)、観察する機会が減ったので、わんこたちをみるようにしている。これまた不可解な行動が多い。しっぽをすごい振るのである。そんなにイライラすることが多いのだろうかドエス。







あたしのエッセイ集がしっぱんされてます。




↓これをぽちりすると白黒猫ランキングで1位に近づくそうです。押してほしい。

白黒猫 ブログランキングへ

-------------------------------------------------
母猫のポン・プルクワです。
あたしのツイッター: @ponyan01
あたしのフェイシャルブック: https://www.facebook.com/ponne.pourquoi

あたしと息子のグッズを販売しています。
Ponne et Kant Pourquoi
http://ponnestore.com/
-------------------------------------------------


[ 2015.10.21 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]