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どうも、ポン・プルクワです。

睡眠と食事と戯れとDVDと夢想とトイレの狭間で読書をするのが趣味で、今はサルトルの「水いらず」を読んでいるのだけれど、読書のための時間があまりないためか一向に読み進まない。主人公のリュリュという名の女のヒトにもその周りにも若干いらいらしてしまうためかもしれない。なぜ急いでいるさなか、そこにいてはまずいタイミングでブラジャーを買おうとするのか。フランス人はみんなそうなのか。フランス人は切羽詰まるとブラジャーを買いたくなるのか。フランス人に限らなず、会いたくないヒトに会いそうな折に、あ、ブラジャーを買わなきゃと思いがちなのか。そんなわけはないか。でも、もしそうだとするとにわかにブラジャーが象徴的な存在に思えてくる。渋谷直角というひとの本で、彼がパンティについて一瞬熱く語っていたが、下着というものはヒトになんらかの執着心をもたせるものなのかもしれない。し、そうじゃないかもしれない。というかどうでもいい。




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そんなわけでサルトルが読み進まないので、その辺においてあった「去年ルノアールで」をちらっと読んでみた。せきしろというヒトの書いた小説とエッセイの狭間のどうでもいい話ばかり載っている本なのだが、これがどうにも面白い。猫なのに実際笑いそうになった。不覚にも「ぶみゃ」という声を出してしまったので、横に寝ていた息子を噛んでごまかして、喧嘩を装い事無きを得た。気がつくと「禁無断転載・複写」の文字。最後の発行者、印刷・製本所がどこかやら「定価はカバーに表示してあります」等まで綺麗に読み尽くしていた。サルトルは何ヶ月もかかって一冊も読めないでいたのに、せきしろは半日もかけずに読んでしまった。




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この「去年ルノアールで」はドラマ化もされているということなので(本の帯に書いてあった)、ヒトが留守のときにでも、youtubeとかで探してみようと思う。サルトルはいつかまた今度機会があれば読み始めよう。リュリュという女が旦那とうまく別れられるか否かよりも、トレーナーにでかすぎる黒豹がプリントされているおばさんの方が大いに興味をそそる。せきしろ氏が喫茶店でみかけた黒豹は大きすぎてトレーナーの前面に収まりきらず背後にまで続きがプリントされていたと言う。でか過ぎて、たぶん宇宙からも見えるという。「万里の長城と黒豹が見えます」と宇宙飛行士が報告するだろうと書いてあった。嗚呼、面白い。


[ 2012.01.31 | 猫日記 | コメント: 2 | PageTop↑ ]