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らいきゃく
2012.05.03
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ポン・プルクワです。


うちにはときどき宿泊していく来客がある。その多くは酔って帰ることができなくなった、眠ってしまったという経緯で泊まっていくことになるヒトが多い。ときにそんなヒトが三、四人いることがあって、そうなると私たちは非常に移動しにくくなる。だから彼らがモソモソと起きだしてグタグタして帰りだすまでたいていベッドのほうで静かに待機している。動かざることなんちゃらである。信玄である。




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一方ではなから泊まっていく予定の来客もある。ヨリコとアニという言う名のヒトたちがそれぞれひとりずつ泊まっていくことがたまにある。アニは大学の先生らしいが、うちにつくとすぐに腕時計を外す。そしてベランダで煙草を吸う。すこし鼻がつまり気味に声で喋る。ときどき変な声を出す。早起き。早く起きて漫画を読む。寝相は良い。ヨリコはヤクザ石さんだと聞いている。職業名の割りに怖くない。ヨリコは小さい声で良く喋る。しずかに動く。香水の匂いがしない。ヨリコも早く起きて漫画を読むことがある。ヨリコも寝相が良い。

静かでも私たちは少し落ち着かないが、酔っぱらいたちよりはずっと良い。そして静か系宿泊客がくると新しい布団が居間に敷かれる。これが興味深い。知らない匂いがする。ふかふか。好奇心を刺激しつつくつろぎのスペースも同時に提供してくれる。それから寝ているヒトたちはあまり怖くないので、上に乗ったり踏んだりして息子とブレイブ具合を競ったりして遊べる。ときどきそのまま眠ってしまって懐いていると勘違いされる。勘違いするととたんに優しくされることもあるから、その勘違いは是正しない。



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ときどきとても感心する来客があって、彼らは私たちにレトロトや缶詰を買ってくるのだ。彼らが去ったあとしばらく一日一食はおいしいごはんが出てくる。私たちはそういうご飯が出ると少し小躍りする。しかしヒトは私たちが踊っていることには気づかない。気づかなくて良い。おいしいごはんが食べられればそれでよい。みんなレトロトや缶詰を買って遊びにくればいいのに。ちなみにアニもヨリコも私たちにご飯を買ってきたことはない。

ちっ。



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