_MG_5730.jpg


ポン・プルクワである。


寒い。季節が変わった。雨でごまかしている間に季節が変わることが多い。今回もそうである。雨だから寒い? 雨だからとりあえずよくわからない。などと思っている間に、綺麗に夏が終わっていた。少しずるいように思う。もっと潔く「はい、じょじょにかわっていきますよー。いまちゅうくらいです。はい、かわりました」という姿や過程をみせながら変わったっていいはずだ。とは思ったが、思い返せば、そこそこ「変わるよ?」「変わるかもよ?」という示唆はあったように思うから、ずるいじゃないかみたいに思うのは、いいがかりかもしれない。そして季節なんて、そっと変わっても、あからさまに変わっても、別に誰に非難されるものでもない。非難されても気にしないだろうし。




季節の変化にタイミング合わせたように、うちからいっぱいの段ボールがなくなった。中に入れない段ボールなんて、開けられない缶詰みたいなもので、登るしかできない代物であったし、登ったら降りにくいしで、なくなってすっきりしたぜぇ? 部屋が広くなって、埃がなくなった。けっこう走れる。私は脚が速いので走るのは気持ちが良い。キッチンへむけて走るとき、カーブにかけて、感じる遠心力に刹那酔いしれるほどである。しかし疲れる。だからそんなにはしない。

ソファがなくなって、それは私にはどうでもよいのことなのだが、結果、赤いすがくねくねに取られてしまった。私たちようには猫ベッドをあてがわれた。自分の都合で私たちの憩いの場を取り上げるなんて、子供から空き地をとりあげる大人のようである。ドラえもん(あれは猫なわけがない。たぬきである。たぶんある種の思い込みの激しいロボットなのだろう)のあの空き地がもしなくなっていたら、みんなどこで集うのだろうか。イオンだろうか。それはともかく。



息子がお気に入りのオットマンを持っていかれて少しショックを受けている。もちろん息子の所持品ではないので致し方がないのだが、ショックを受けるのだって彼の勝手である。かけることばも見つからないので、とりあえず耳の後ろを舐めてやった。


たぶん今日の午後にはもうわすれていると思う。



[ 2012.09.25 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]