くるり
2012.10.29
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人はなぜ引っ越すのか。

引っ越さなくてもいいじゃん? のんびりしようよ。ずっとここでいいじゃん? また来年考えようよ? 

なんてひとりごちっても(それも頭の中で)、変わらないのが太陽が昇っては沈むシステムと引っ越しをするであろうこの状況。着々とダンボール(それも中身あり、それもおでこのではなくくねくねの)がつまれていく。

「戦況は悪化しておる」

攻殻機動隊(アニメの方)でおじいちゃんが口にしていたセリフを思い出した。

思い返してみると初めてくねくねと暮らした家から数えて、ここで4件目である。最初は新浦安という毎晩花火があがるところに住んでいた。窓から見える風景は高かったから高いビルに住んでいたのだろう。そのつぎは神奈川県だったと思う。つぎに東京の方南町というところで日当たりが良かったが、1階だったので、そとを歩く猫がたまに窓の外を歩いていて、そのたびに心拍数がはんぱなくあがった。そんなことも随分と前に感じる。そしてこのうち。一番最初のうちと同じくらい広いがぽかぽかぐあいが良いうちだった。ただし外を走る車(はまだいい)やバイク(これが最悪。まじうるさい)が騒々しいのがちょっとした難点だった。



このうちから、おでこという女の人とくねくねは暮らし始めた。おでこはおだやかなヒトで、私たちを追いかけたり、好き好きでどうしていいかわからないという錯乱状態におちいることなく(おでこのまえにくねくねと住んでいたヒトは、猫が大好きでたまらない!というヒトだった。かなり親身に私たちを大事にしてくれていた)、静かに接してくれた。どっちかということこっち側な感じのヒトっぽくもあった(すごく寝るし)が、それでもヒトはヒトで忙しそうだったし、大変そうだった(なにかと)。



そしてにゃうである。にゃう引越しである。ヒトは付き合うヒトが変わるたびに引っ越しをするものなのだろうか。だとすれば、引越し仲介業者は、恋愛斡旋業者と一緒に新しいビジネスを始めるチャンスがあるんじゃなかろうか。ビジネスなんてもちろん興味はないが、新しい彼氏なり彼女なりができたあかつきには、新居はぜひ弊社で、というのがいいじゃないの。もう。とにかく引っ越しは嫌!

だからこのヒトで最後にして欲しいわ。

それこそヒトの人生なので、そっとしておくべきかしれないが、くねくねの人生にはもれなく私がついてくるのである。物を申す権利は100個くらいある。


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