ざわざわ
2014.06.03
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猫だけど。

最近あたしは妙にざわざわした気持ちになってすごく落ち着かない。なんなのだろう。つい小さなクッションをくわえてうろうろしてしまうし、くねくねにもこのざわめきをなんとかして欲しいと強くうったえてしまっている。しかしもちろんくねくねはあたしのこのざわめきを上手く理解できずにいる。撫でたり、おもちゃを持ち出したり、おやつをくれたりするのだが、ちょっと違うのだ。そもそもあたし自身もこのざわめきが何なのか上手く理解できずにいる。思うに、性的なものであろう気はしている。

あたしの、もう子どもが産めないこと、子猫を育てることができないこと、男の猫と交尾ができない、したいと思う機能がないことが原因であるような気がする。しかしこのざわめきは不明瞭すぎて自分のどこから来て、何をすれば少しは気が休まるのか、わからない。ただくねくねがあたしの身体を撫でる場所によっては少し落ち着くし、側に来てくれるだけで、少しは気が休まる。ただ「ちょっと待ってね」とイラッとくる。あたしたちには「待つ」という概念がたぶん欠落しているのだろう。思うに、そんなものは犬とヒトにくらいしかない気がする。もちろん捕食するために待機する、というのも「待つ」に含まれるのだろうが、ヒトの口にする「待って」とは微妙に違う。というかとても違う。捕食のために待機するあれは「機をうかがう」ものであって、なんだかよくわからないけれど、とりあえず都合がよくなるまで待たされる、というのは意味が良く分からないからだ。

ともかく落ち着かない。

時期や季節の問題なのであろう。しかしそれがいつ終わるのか想像もできないし、ただただ日々困惑している。ときどき訪れて、去っていくことは承知している。が、ヒトのように何日後だとかいついつには等、月や日の概念が猫にはない。猫のあたしにとって今は今である。過去はかすかな記憶のなかに収められ、未来についてはうまく考えられない。だから死についても直観することはあれど、それについて深く考えることはむつかしい。

今あたしは落ち着かなく、ざわざわしているのだ。頼むから、そんなあたしに「ちょっと待ってね」というなかれ。あたしのようにざわつく猫が他にもいるはずだから、今日は窓辺にて、にゃくしーでも見て同士を探してみようかと思う。ものの、ざわざわしてニャットに意識をつなげる気にもあまりならない。

youtubeでもみっかな。とりあえず。


そういえばこのあいだ、おでこに会った。元気そうだったが、匂いが少し変わっていた。そしてささみを持ってこなかった。ささみを持ってこなかった。大事なことだからね。二回言うよ。




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