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母猫のポン・プルクワです。
息子のカントとヒトの「くねくね」と三にんで暮らしています。

 最近あたしは本も読まず、テレビもサンジャポくらいしか見ないで、ぼうっと過ごしている。さもくなるとあたしたちはあまり動かなくなるのである。ヒトでもそうかもしれないが、見ている限り、ヒトのほうはけっこう動いている。筋トレまでしている。筋トレってまったく理解できない。

 ぼうっとしてみるということが、できるヒトとできないヒトがいるようであるが、わが家の唯一のヒト、くねくねは後者である。彼がぼうっとしているところをみたことがない。バッドを頭につけて10回転した後のヒトみたいに、ふらふらとあっちへいったりこっちへ行ったり、うちの外に出たり帰ってきたりしている。せわしないものである。一度くらいぼうっとしてみたら良いのにと思う。

 さてぼうっとしたことのないヒト(または猫。いや猫が馬車馬みたいにせわしなくすることはありえなかろう。していたら病気だ。南無。)のために、ぼうっとするというのはどういうことをお聞かせしたく思う。なにせ、あたしたちはぼうっとすることに関しては権威といっても過言ではない。モウスト・ボウット・シテイル・デ・ショウには常にノミネートされることだろう。村上春樹なみに。

 さて、ぼうっとしてみるとまずは音が聞こえてくる。換気扇とか冷蔵庫とか家電の震えだとか外を通る車やヒト子供の声など。風の音も窓が閉まっていても時折聞こえてくる。もう少し耳をすましていると今度は陽の光の動く音が聞こえてくる。じじじっという音である。床や壁を移動する音である。移動しながら、触るものに小さな変化をもたらしている。あたしたちの毛をふっくらとさせるし、バイタミンDもつくるらしい。微生物を生かしたり、殺したりもする。他にもいろいろであろう。その辺のことはヒトの専門家のほうが詳しいだろう。猫のあたしにはこの部屋のこと以外にはあまり興味がもてないので、詳しくはしらない。しかし、陽の光には敬意を抱いている。

 音の次には、匂いである。チッキンからするいろんな匂い。水エリア(あたしたちのトイレがあるし、ヒトが水に浸かる奇妙なエリア)からも、いろんな匂いがしてくる。くねくねがつける匂いの匂いも水エリアにもとがあることを知っている。テーブルのうえの花の匂いもしてくる。もちろん、外からもいろんな匂いがする。コーヒーの匂いってちょっと落ち着かなくなる。

 それから、そういうの全部がいっしょくたになって、ぼんやりとしたひとかたまりの空気になる。その空気のなかに自分がいることを感じる。あたしが息をして、音を聞き、匂いをかぐたびに、その空気はあたしの中にはいってきて、泡のようなイメージが湧いてきては、実像を結ぶ前に消えていく。しばらくするとあたしは眠っていて、目が覚めると自分がどこにいるのか、一瞬わからなくなる。

 それから、少しずつ、自分がどこにいるのか発見することになる。

「あ、あたしはここにいる」

ということを発見するのである。






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母猫のポン・プルクワです。
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[ 2014.11.05 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]