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あたしは猫で、息子とくねくねと呼んでいるヒトひとりと暮らしているのだが、くねくねはひとりごとを頻繁に言うヒトではないので、ふだんあたしたちは来客がないとそれほどヒトの言葉を耳にしない。するとして、テレビからだが、うちのテレビから日本語が聞こえてくるのは半分以下で、英語っぽい言葉のほうが多い。しかしあたしは英語はよくわからないので、ただただ声を聴こうと思えば聴いているにすぎないのだけれど、いずれにしろよくそんなに話すことがあるものだと感心する。

あたしたち猫は、つまり息子とあたしが話をすることなんてほぼない。くっつて寝るか、ときどき鼻のあたまをぱしりと叩いたり、噛まれたりして、快か不快かないようなもので、それらは話さずとも、気配で分かるし、噛まれればいやでも分かる。もう忘れかけられているが、サモラゴウチが耳が聞こえようと聞こえまいと、猫ワールド(あたしと息子だけだが)には、関係なく、いやおもしろくみてはいるけど、息子とともにサモラゴウチについて語ることなど、(語れないけど)気配で意見を交換しようとすることなんでにゃい。


先日の来客は、いろんな紙をみながら、わさわさと騒いでいた。あたしも紙はときどき噛んでちぎって散らかすが、観て楽しむなんてことはない。言いたいのは、ヒトは暇で忙しいなということだ。もうなんだった楽しいのだ。花をみても感心するし、温度の変化にも一喜一憂である。見知らぬヒトの生死にも関心が高いし、渋谷区より外の話だって、むしろ他の国の話にだって興味があるのだ。

あたしたちの、語るまでもない話題はだいたい、そろそろご飯の時間ではないだろうか? ということと何かを追いかけないとちょっとうずうずしてイライラしちゃうよね?ってことくらいである。お腹が減ったら、鳴いてくねくねに催促するし、動きたくなったら、暴れる。だから、話すことがほんとうにべつにないのである。


なんてこと言ったら、ぶろごを書いているこれは何なんだ?となるが、これはあたしの創造である。子どもをもう埋めないので、創造したくて書いている。牛乳パックで城をつくるより(作れない)ずっと良いと思っている。どれほどくだらなくても。




[ 2014.04.10 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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