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星の話を聞いた。夜空にある光のつぶ(テレビや写真でしかみたことはない)は、星で、それとは実際はとても大きく、恒星と呼ばれ、自ずから燃えて光っているそうである。太陽もそのひとつであり、地球はそのひとつではないのだとか。そんな星が無数の広い宇宙にある。そして大きなそれには重力というものの大きな分だけそなわっていて、それは周りにあるものを引きつける力なのだそうだ。恒星は力強く周りにあるものを引きつけようとするが、恒星同士が近づくことはまれなのだという。

うちからすら出ないあたしには、渋谷区の広大さすら想像が及ばないのに、宇宙となるともう、使ったことないけど匙をなげざるを得ない。兎に角、すごく広いのだ。すごく広いということはくっつきたい相手に近づくことがとても大変でそれが不可能なまま終わることもありえるということだ。その広さは一体なんのための広さなのだろう。猫であるあたしが、誰かの心情を汲むことなど、半径数メートル範囲の一人や二人程度の対象にしか行いやしないのだけれど、もし恒星があたしたちと同様に誰かとくっつくことで落ち着くという性質を持っているのだとすれば、残酷な悲劇が夜空に(みたことないけど)繰り広げられていることになる。先のそのくっつきたいという思いが重力なのだとすれば、あたしの重力は恒星よりも強力だ。

毎夜毎朝くっつきたい誰かとくっついていられている。大成功の立派な重力といえる。

ときどき乗ってくる息子は重く、息苦しくなるが、それでも成功である。



[ 2014.04.24 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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