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猫です。

猫の猫によるヒトに読んでもらうためのぶろごだが、猫のことばかり書くのもなんなので、ヒトについても書いてみたい。『吾輩は猫である』のようにヒトの風俗を紹介するほどにあたしたちはつまびらかにヒトの生活を観てはいない。そんなに関心がない。好奇心旺盛だと言われるあたしたちだが、あたしたちの好奇心はおもに鳥や虫、動く赤い光やおもちゃにまたたびとささみ、ごはんと窓の外の様子である。ヒト? そのものは大事だけど、ヒトが何をしているのか、興味津々なわけではない。

とは言え、見ていて強く思うことがある。

することが多い。

彼らは、煙草を吸ったり、コーヒーを飲んだり、ろうそくに火を灯したり、お風呂を掃除したり、シーツを変えたり、もちろん仕事をしたり、友だちやつがいと話をしたり、ベッドでくんずほぐれたり。まあ、最後のは猫でも、するけど、あんなに複雑じゃないし、つらい。ろうそくに火を灯す? ってなんのためなのかしら? それに服を毎日変えて着るのも不思議だ。ヒトは毛が無いから、服を着るのはしょうがないけれど、そんなに変える必要はないじゃないか、っていってもいろんな映画やドラマ、本をさらさらと観ていると、ヒトはコミュニケーションが大好きな生き物だから、自分をどう見せるのかも機能として必要なのだろう。が、しかし、あたしからみたら、白いシャツかって「シャネル」って書けばいいじゃないか? と思うところではある。

兎に角、忙しい生き物に、あたしたちの目には映る。ときどきもっとのんびりしたら? と思うことがあるが、それが通じるのか、そう思うとヒトは寄ってきてあたしにくっついて一呼吸分くらい横たわる。彼の心臓が少し早く脈打っているのが、背中の上下する早さで分かる。何か緊張しているような匂いもする。そんなときあたしは、煩わしくも、慰めてあげたい気持ちにかられる。

猫の、この小さな脳の中でも、本当にそう思っているのだ。このコが、落ち着きますように、幸せの匂いを出せますように、と。





[ 2014.05.15 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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