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猫です。

大泉洋が猫がとても苦手だと知った。どうしてなんだろう。あたしは泉ピン子が苦手だが、会うこともないから平気であるが、大泉洋は街を歩けば、(例えば方南町あたりは猫がいっぱい居たと聞く)猫に遭遇することもありえるだろう。その度に冷や汗をかくのだとしたらお気の毒だ。あたしは部屋を歩いていても泉ピン子に会うことはない。テレビに出てきても、くねくねがチャンネルを変えるので、問題ない。

そんなあたしたち猫であるが、これを読むあなたは猫と暮らしているヒトなのだろうか。それほど接することもないヒトなのだろうか。猫と暮らしているヒトであれば、あたしたちの匂いを知っているかもしれない。でも昔はくねくねもあたしたちにものすごい匂いのするヒトの洗剤であたしたちを洗っていたから、そのときはしばらく自分たちの匂いに閉口したものだったが(閉鼻できれば助かったのだが)、今は洗われることもなくなったので、あたしたちはきっちりあたしたちの匂いでいられている。あたしは息子の匂いで、息子がいまそこにいてリラックスしていることを目を開けることなく察知することができている。

一方で、ヒトだが、ヒトはまとう匂いが多い。服からの匂い、髪からの匂い、顔からの匂い、胸からの匂い、その他の肌から匂い、すべてが異なる。そんな中から煩わしくもあたしはヒト本来の匂いを見つけて、それが誰だかを確認する。ヒトも皆ヒトによって匂いが異なる。あたしが今覚えているのは数人程度だけれど、うちに来たヒトも見た目より(ヒトの見た目の変わることと言ったらない)、匂いでだれそれということを知るわけである。

それにしてもヒトはどうして、自分たちの匂いをそれほどまでに消してしまおうとするのだろう。

ちょっと考えてみたけど、わからない。ただくねくねは写真のようにしてあたしと息子がくっついて寝ているとときどきそこに顔をうずめてくることがある。そしてあたしたちの匂いを嗅いでから満足して離れていく。自分の匂いについてはいろんな匂いで覆い隠すくせしてあたしたちの匂いに喜びを見出すというのは、アウトプットとインプットに差があるものだ。

そういえば、最近夜にはーはーと息を切らして帰ってくるくねくねから、ちょっとだけ花の匂いがすることがある。花には興味がないのだけれど、どこをどんなふうに歩いてきたのかしら、と想像してみるのは、少し楽しい。




[ 2014.05.23 | 猫日記 | コメント: 1 | PageTop↑ ]

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