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猫。

さいきん、食べ物のバラエティに乏しい。おもにカリカリ。とっきどきレトロトや缶詰。ささみや魚は出てこない。おなじものばっかり食べていると思考も狭まっていくように感じる。さいきんなんてアタマンナカはずっと「ザッケローニ」という言葉でいっぱいである。それがなんだか知らないままに。

目が覚める。「あ、おなかすいたな。くねくねを起こすかザッケローニ」

「食べた食べた。口ぺろしたら、また寝るかなザッケローニ」

「そとでトリがちょー鳴いているなぁ。デモか? 合コンか? ザッケローニ」

「暑いなザッケローニ」

「つめでもザッケローニ研ぐか」

「博多ザッケローニ大吉は安定した笑いをとるなぁ」

「ザッケローニ」

「ザッケ(あくび)ローニ」

こんな状態である。ザッケローニがなんだか知らないからまだよいかもしれない。知っていたら、そのイメージもあたまんなかにいっぱい広がってしまっているかもしれない。とはいえ困る。大至急、バラエティにとむ食生活に移行したい。このままだと「にゃー」ではなく「ザッケローニ」と口にしてしまうかもしれない。以前はいろんな味の缶詰を食していた気がする。それが今では先に上げたようにワンパターン化している。外に出てお魚でもくわえて逃げてやろうか。裸足で追いかけられてやろうか。あたしはいつでも裸足だけれど。それはさておき。

ザッケローニ。

食べ物だったらどんな味だろう。

ザッケローニ。

イタリア風かな。

ザッケローニ。

地名だろうか。グーグルアースで行ってみようか。「ようこそ、ザッケローニへ!」という看板があったりするのだろうか。「出身どこ?」「ザッケローニ郡のザッケ村だよ」「へー」とかありそう。あるかな。

もういいや。ザッケローニのことを考えるのはやめよう。

あたしの希望がかなって新鮮な体験をも与えてくれる素敵なご飯を夢想しよう。

「ん! なんだこの風味と食感は!? ザッケローニ添え? やっぱり!」

なんつって。


[ 2014.06.16 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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