おうこく
2014.06.17
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猫です。

ヒトが起きたあとは、あたしたちはしばらくヒトのベッドの上でのんびり過ごす。布がいろいろとあると具合も良い。陽もあたるので(日向)ぼっこもできる。くねくねの匂いもあるし、あたしらの匂いもつけられる。王国である。しかしこの王国、しょうしょう高い。ちょうど良い台があるのだが、そこにものがいろいろ置かれているとつかえない。そんなときははじっこにちょっとあしをかけてから登る。なかなか大儀なのだ。階段みたいなものをこしらえてもらえないだろうか。タワーにはちょうど良い台があって、その上にはものが置かれることがないので、不便なく使えるし、登れる。あたしの持ち家なので、当然といえば当然なのだが。王国のほうももっと便利につかえるようにしたいものである。

ところで王国は広くなったり狭くなったりしたことを少し思い出す。まえは半分くらいだった。なんとなくしかおぼえていないが。今はひろいのでくつろぐ場所を選べて良い。あたしは赤いタオル付近が基本的に好きだ。ぼこぼこしていて寝やすいし、くねくねの匂いもある。平らなところも横になるのに良い。自由な体勢になれるのだ。新鮮な布(まだ生き物の匂いがついていないやつ)があるとあたしらは自分の匂いをつける。すると王国は平和になる。くねくねやあたしたちではない匂いがあるとやっぱりあたしたちの匂いをつけて平和を取り戻す。朝食後はそんなふうにしてあたしは自分の王国の平和をつくるために勤しむ。

くねくねが忙しくなると布が新鮮になる頻度が少しさがるので、興味が少し減るのだが、忙しくないと匂いがすぐに消えるので、匂い更新ですこし忙しくなる。ちなみにあたしは息子の匂いはあたしの匂いみたいなものだと感じている。息子もしかり。あたしたちは同じ縄張りを持っていることになる。

ところでこの間、うちのドアが開いていたから、ちょっと外に出てみた。うちの中とはぜんぜん違う匂いがする世界だった。くねくねが追いかけてきたからすぐにうちに戻ったけれど、あんな世界をあたしの世界にする余裕はまだまだない。



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