たまご
2014.07.31
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猫です。

あたしにご飯をくれるヒト、くねくねはいぜんおでこという女のヒトとくらしていた。けっこう長い間だったと思う。くねくねが情緒不安定なのに対しておでこは落ち着いているヒトだった。おでこはあたしと息子にとてもやさしかった。ヒトの諸事情なのだろう、おでこはいつの間にかいなくなった。いなくなると彼女が決めた日は夜明け前にあたしと息子に泣きながら挨拶をしていった。でもそれから何度もうちに遊びに来ている。だから今生の別れだったわけじゃない。でも、おでこの静かな感情があたしたちに挨拶をするときに熱く揺らいでいたのは感じた。
 
 おでこがいなくなってから、くねくねはひとりぐらしになった。ひとりぐらしになってからはあたしはくねくねと一緒に眠るようになった。以前はおでこがいたときはあたしはよくおでこに乗って眠っていた。読売の大手小町で、「猫が寝ている時乗ってきて困る」という発言を目にしたが、あれはおでこが投稿したのではないかと疑っていた。それくらいおでこばでぃは寝心地がよかった。おでこもいないので、あたしはくねくねに寄り添って寝るようになった。

 しっているかもしれないが、猫というものは、猫に限らないかもしれないが、くっついている時間が長いほど、相手のことを好きなるものである。だからあたしは息子と仲良くしているわけだが、息子はあたしに甘えるのであって、あたしが息子の甘えているわけではない。あたしはくねくねに甘えるわけだが、それに拍車がかかってきたわけである。時間の後押しもあって。

 くねくねと一緒に寝ていると見る夢がある。大きな卵の夢である。なかでぐるぐると何かゆっくり動く卵。あたしはその卵に身体をつけてなぜだかほっとする、そういう夢だ。ほっとしながら割れないようにと願ってもいる。

おでこに乗って寝ているときは、夢はあんまりみなかった気がする。ああ、おでこに乗っているなぁ、と思いながら眠っていた。そのまんまである。



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