しずかあめ
2014.10.07
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母猫のポン・プルクワです。
息子のカントとヒトの「くねくね」と三にんで暮らしています。

きのうとかそのまえとかかしら。みずがにぎやかに降っていた。
あめの日は、みずの音がずっとするので、しずかに感じる。くねくねの足音もテレビの音も小さくなる。
息子が隣であくびをしても、無音に見える。
その代わり、車がうちのまえをとおりすぎるときには、ざばざばざばと水音を派手にたてる。ときおりびゅおんという風とそれにのって窓にぶつかる水の音が強くなる。遠くで大きな鍋を落としたみたいな音もときおりしたが、あたしには関係のない気がしてあまり気にならなかった。

あめの日には、くねくねは湯気の出る飲み物を作ることが多い。こぽこぽこぽという音がチッキンから聞こえてくる。あんなに煮えたぎった水を飲むなんて気が知れないが、ヒトは熱いものが平気なのだろう。その煮えたぎったものをちびちび飲みながら、くねくねはあたしの側にきて座る。あたしの後頭部を撫でながら、

「雨だね」

と話しかけてくる。「そうですね」って応えるしかない(「笑っていいとも」の観覧者かよ?)が、あたしは猫だから応えない。部屋は暗いので、電灯がところどころ点けられていて、夜みたいである。くねくねは、しばらくあたしのよこで煮えたぎった水を啜りながら、過ごして仕事風机に戻る。あたしの耳にはくねくねの声と「雨だね」という言葉がしばらく残る。温まった布団のように身体に馴染む。少しするとまた車がざばざばざばと通り過ぎて行く。

こんな雨のなか、ヒトはいったいどこへ行くのだろう。どこかに行くくらいなら煮えたぎった水を飲むほうが良いだろうて。もちろんヒトの話しである。あたしは雨の外にでるのも、煮えたぎった水を飲むのも願い下げだ。「どっちかしか選べないとしたらどうする?」と問われれば、どっちかしか選べないようにしている何かに爪をたえるか、噛む。





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[ 2014.10.07 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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