はじっこ
2014.12.08
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母猫のポン・プルクワです。
息子のカントとヒトの「くねくね」と三にんで暮らしています。

めずらしく息子のカントが具合が悪くなっている。息子のご飯が変な味がするせいかもしれないし、具合が悪いから変な味がするのかもしれない。なにせ息子は先日、猫檻バッグに入れられて渋谷地獄につれていかれたのである。渋谷地獄というのは渋谷にある動物病院である。そこには優しげな、それでいて痛いことをする女のヒトが二人いる。あたしもあそこに連れて行かれそうになると、一度おしっこを漏らす。怖くて漏らすのではなく、「やめていただきたい!」という毅然なる態度なのである。びしっと言ってやっているのだ。

 そんなわけで息子のご飯は、渋谷地獄から帰ってきて以降ちょっと変わった味がするようなった。し、ごうせいになった。でも食べては吐くので、吐いたものをあたしが食べる。息子が吐いたご飯は、温かくて柔らかくて食べやすい。簡易なレトロトみたいになる。息子のぶんも食べるとずいぶんとお腹がいっぱいになる。一方で息子は弱ってヒトベッドの上で丸くなっていじける。そんな息子に、あたしができることは得意にないので、あたしはあたしでヒトベッドで眠る。最近出現したやわらか湯たんぽが、ヒト布団の下にあって、そのうえは必然ホットスポットになるのである。快適である。

 あたしたち、猫にとって「具合が悪い」という感覚はけっこう直球で「死」を意識させる。もちろんヒト以外の動物は基本的に「死」という概念を持たないが、感覚は持つ。テーブルの端っこの感覚である。テーブルが生きるということであれば、その端っこ付近が、あたしたちの感覚の死である。

 あそこまで行くと引き返すかさいなと落ちちゃうわ、という感覚。

そして、引き返す手立てがあたしたちには、隠れてじっとしている、ということしかない。食べられるなら何かを食べる。あとはじっと身体が悪しき何かに勝つのを待つ、ほかないのである。だから息子はここ最近、じっとしている。

あたしも息子も具合はだいたいいつも良いので、こういうことは珍しいのだが、珍しくないと死んじゃう。






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[ 2014.12.08 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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