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母猫のポン・プルクワです。
息子のカントとヒトの「くねくね」と(今のことろ)三頭で暮らしています。

と書いたものの、どうも大家族となったようである。犬が二頭、常駐している。「ちょろ」という女のヒトも加わった。くねくねのヒト一人暮らしは終了したらしい。それは良いが、犬まで加わるとは予想だにしていなかった。ビッグダディの類を目を細めてみてきた我が家であったはずだが、ビッグである。ベッドの上は、まるでバレーボールのコートのよう。犬二頭、猫二頭、ヒト二頭。センターはあたし。トスはしない。溜息だけつく。そういう競技である。

 犬二頭のうち、大きい方(検索してみるとキャバリア・キングチャールズ・スパニエルという種類の犬)が、くねくねの膝元で寝ているのをみて、まったくもって正直ざわざわとした気持ちになった。あたしの居場所がなくなる、という危機感である。あたしは思わず声を盛ららしてしまった。それをさっしたくねくねは、あたしを呼ぶが、犬はそのままくねくねの膝元で寝たままである。状況は変わらない。たまらなくなってあたしはヒトベッドへ移動した。ヒトとあたしたち猫の匂い以外に犬の匂いがいっぱいのベッドである。

やるせない。

外を通る車の音が聞こえた。白い箱から吹く風がゆらめくことない不快な音をたてつづけていた。息子はヒトベッドの端っこで目を細めて半分寝ていた。住む場所を奪われたヒトの種族の気持ちが少しわかった気がしたが、そんなことはどうでも良い。寂しい、そういう気持ちでいっぱいになった。

 それに気づいたのか。くねくねは、犬を膝からおろしてあたしのそばにきた。そして横になった。それからあたしを傍らにおき、腕枕を強制的にした。犬の匂いまみれのくねくねであったが、その奥からあたしの匂いとくねくねの匂いがした。ぜんぶ混ざっていたが、安心の手が背中を撫でて、ぜんぶの匂いに「大丈夫」というシールを貼り続けた。あたしのざわめきは薄らいでいき、不安も消え、生ぬるい疲労だけが残滓のように残った。それから犬二頭もベッドに上がってきて、ちょろもあがってきて、生き物全員がベッドに集まる形となった。もう溜息競技じゃなくなって、移住を決意したムーミン一家の乗る舟のようになった。

そこであたしは小さな夢を幾つかみた。どんな夢だったのか覚えていないが。匂いの夢だった。


そんなわけであたしはここ最近、しんどい生活をしているのだが、悲しくなるとくねくねはちゃんと駆け寄ってくれることがわかって、ホッとしたのだった。





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[ 2015.01.13 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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