におい
2015.01.26

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母猫のポン・プルクワです。
息子のカントとヒトの「くねくね」と「ちょろ」、それからわんこ2つと暮らしています。
あたしがリーダー。


 犬の嗅覚はあたしたち猫よりずっと凄いらしい。しかし犬ではないからどれほどのものかはわからない。ヒトも自分よりも聴覚・嗅覚の鋭いあたしたち猫や犬たちの世界をうまくは想像できない様子である。犬のことは、そんわけでわからないままであるが、猫であるあたしたちは、匂いで感情や身体の具合を察する。「お母さんには内緒だよ」と言って、息子があたしのしらないところでおやつを貰ってもすぐにわかる。ひとつには、あたしの側に戻ってきた息子がぺろぺろと口の周りを掃除しているからである。あれはどうにも止められない。それから匂いである。「あ、しらす入りのあのモンプチの残りを食べはったな」ということくらいわかる。わかるが、もう騒いでも遅いとさとって、特に声も手もあげないだけである。

 匂いでは、他の猫の具合もわかる。ヒトや犬だとぴんとこない。ヒトは変な匂いが多いし、犬はまだ知り合ったばかりである。あたしたち猫よりずっと匂いが多く、強い。先祖たちがやってきた狩りの方法が、猫と犬では異なるからだそうだ。さっと寄って、ささっと殺る。犬はばたばたばた!と追って、どたどたどたっと殺す。らしい。ささっとではないから、匂いが強くても問題ないのだとか。スマートなのが、あたしたち、不器用なのが犬たち、と言えるか。

 犬やヒトの匂いはともかく、猫の匂いならわかるわけで、あたしにとっては息子くらいしかその対象がいないのだが、彼の具合は悪いのはわかる。猫界では、具合の悪い時はじっとすること以外に為す術はない。そんなわけで息子はじっとしている。が、昨日は地獄毒(地獄に行った後に出される苦い固まりや粉)が功を奏したのか、息子は元気になっていて、タワーに登ったり、ご飯をいっぱい食べたりしていた。そんな息子の姿をみて、ヒトの気配もちょっと明るくなっていた。が、くねくねのほうは、ちょっと悲しくなっていた様子もあった。

 曇りなので、ぼっこをするほどの日光もない最近なので、あたしは息子にくっついて暖をとりつつ、安心も提供してあげている。もちつもたれつ、というわけである。地獄先生の言うとおりながら、じっとしていても息子は、具合が良くならないということである。死ぬというのはそういうことらしい。しかし息子は、死に関してはピンときていないみたいなので、それはそれで良いことだろう。あたしだって、実はピンとはきていない。どっちにしろ、死はあたしたちには直接関係のないことである。できることなら、どこにもつれていかないでほしって、じっとして温かい体温と暖かい陽の光と、馴染みのある匂いと、いつもどおりのなかにいることを望む。

 写真は、朝窓が開けられた時のものである。そとから匂いが入ってくるので探索するのだ。死が先にあることになんの意味があるのか。あたしたちは具合が悪くなっても死がすぐそこにあっても、おそらくヒトより元気である。なぜなら、生きることで忙しいからである。それは生き延びることに、ではない。匂いをかいだり、陽を浴びたり、甘えたり、お腹を空かせたり、じっとしたり、痛みに耐えたり、今目の前のことごとで頭がいっぱいだという意味である。

 だからヒトよ、そんなに心配しないで良いです。あなたたちが幸せそうにあたしたちの首を撫でてくれるほうが、あたしたち猫にとって嬉しく思うのです。





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[ 2015.01.26 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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