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母猫のポン・プルクワです。
息子のカントとヒトの「くねくね」と「ちょろ」、それからわんこ2つと暮らしています。


世界が狭い。

息子があまり動かないこともあってあたしもこの部屋から出ることは早朝くらいしかない。ねぼすけのヒトどもを起こして、朝食を用意させるために朝はあたしが居間まで出かけるのである。最近はもっぱらちょろが朝ごはん係である。くねくねは最近なんだか朝が遅い。頼りないものである。もっと猫の世話役としての自覚を持ってもらたい。ちょろは、くねくねを甘やかしである。

外界を眺めるでもなく、本を読むでもなく、狭い部屋で、くねくねの気配だけを感じながら過ごす間、あたしたちが何をしているのかというと、ひたすらぼうっとしている。ぼうっとしていると、元貧乏、現在金持ちの田村(あたしは『探偵ナイトスクープ』に出演しているものを無条件に好感を抱いている)のいう「味の向こう側」に近い、ぼうっとの向こう側に到達する。ヒトであるあなたも一度試されたい。

 最初は些細な事が、ぼうっとした意識の周りにちりちりと差し込んでくる。犬の気配、犬と戯れるくねくね、犬にかけるくねくねの優しい声、等々。そのひとつひとつが神経を逆撫でる。そのうちにぼうっとし続けていると、まず犬が消える。それから、けもいくねくねも消える。時間の流れる音だけが意識の背後に流れ、やがてそれも消える。寝ているわけではない。もう瞑想に近い。しばらくする暗闇と無臭の世界に到達する。しばらくしばらく経つと真っ暗な中から唐突に仁鶴師匠が現れてくる。

「どないしたん?」

仁鶴師匠が話しかけてくる。どうしたということもないんですけど、という沈黙で返す。

「ま、いろいろありますわな」

仁鶴師匠は一人で話を進めていく。

「なんや、困ってはるんやったら、まーるくおさめまっせ。おさめてほしくて、来はったんちゃうん?」

仁鶴師匠に会うために、ぼっとしていたわけではない。唐突に現れたのは向こうである。しかしあたしは何も答えない。

「相談もないのになんで来はったん? なんやあれやな、見てみた限りではパンパンに太らはった猫さんのようですが、なんや法律のことで悩んではるいうことでええでっか?」

「そうですか、太りすぎて困ってます、いうことですな、息子はんが元気がないと、まあいろいろありますが、どこから解決していきましょか?まずは太り過ぎの件からいきましょか? 太りすぎっちゅうのは法律ではどないなってますか?」


こうやって、ぼうっとしながら、ひねもす仁鶴師匠の話をえんえんを聞いて過ごしている。今日このごろなわけである。



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母猫のポン・プルクワです。
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Ponne et Kant Pourquoi
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[ 2015.04.04 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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