ひとり
2015.05.11
_MG_9329.jpg



猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


ヒトのくねくねは眠るとき、あたしを抱いてベッドまで連れ込み、無理やり一緒に眠る。あたしはくねくねの左脇にくるくるになって眠る。彼は夢に落ちるまでの間、あたしの顎や耳のうしろをさささっという軽い感触で撫でる。そのうちみんな眠って気が付くとあたしはひとりになっている。わんこ二つとヒトふたつの無意識同士の会話みたいないびきや寝息が不規則に聞こえてくる。あたしは静かに目を覚ましたままにそれらに耳を澄ます。

 昨晩、くねくねはあたしをくね部屋においたままにベッドに入って眠ってしまったので、あたしは独りで猫ベッドの中で眠った。そうするとある種の寂寥は減り(おそらくそれは、猫が言うのもおかしいかもしれないが、孤独感というものだろう)、別の種類の寂寥が増した。

 生きているものに感じる寂しさは苦く、死んだものを思う寂しさは苦しくも微かなる甘みがある。なぜだろう。あたしは、息子の不在を思い、独りであることを感じ、そうしていると生ぬるい泥のような快楽に近い思いが寂寥の間に滲みいる。あれは何なのだろうか。

 しかし連れ添う時間が長いからか、ヒトくねくねは、あたしの側にきて、昨日こういった。「大丈夫、独りじゃないよ」と。
ヒトごときになんだか見透かされてようで、嬉しい。


 あたしは独りではない。

 らしい。




あたしのエッセイ集が発売されます。




↓これをぽちりすると白黒猫ランキングで1位に近づくそうです。押してほしい。

白黒猫 ブログランキングへ

-------------------------------------------------
母猫のポン・プルクワです。
あたしのツイッター: @ponyan01
あたしのフェイシャルブック: https://www.facebook.com/ponne.pourquoi

あたしと息子のグッズを販売しています。
Ponne et Kant Pourquoi
http://ponnestore.com/
-------------------------------------------------


[ 2015.05.11 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

秘密