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猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


 写真とは便利なもので、おかげで死んでしまった息子の顔をこうして再びみることができる。写真をみるとむすこの声や匂いを思い出すことができる。

 犬が二頭も跋扈するようになってしまったマイワールドなので、息子の不在による寂しさは一層に強い。くねくねがあたしに使う時間もそのぶん減るし、そもそも余裕が無い様子である。しかしそれでも日が経つにつれ、寂しさは少しずつ少しずつではあるが薄まりつつある。そのうえで、息子カントの姿をこうしてみると、猫ながらに日常の希少性をひしひしと感じる。今そこにあるものがなくなるということをである。

 くねくね、ちょろ、丁稚、いえ、そら、くうき、ごはん、きゃたつ、いろいろ、そしてあたし。

 そう思ったら、あたしは窓を通して家に入ってくる風の匂いを愛おしさを多少感じながら、いっぱいに嗅ぐ。


 写真がなければ、いつかぜんぶ忘れるのだろうか。おもうに覚えているかどうかは本当はそれほど大事ではないのだろう。遺伝子が伝えるのは記憶ではない記録のようで、大切なことはなんとなく次の世代に伝わっているようである。あたしにはもう子どもを生むことはできないが、それでも忘れてもなお身体の奥にあたしにとって大切なことや大切だったことが沈殿して、蓄積されて血肉になっているはずである。

 息子の粒子もそこにはたっぷりと混ざっているのである。








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[ 2015.05.27 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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