にじむ
2015.06.23
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夏至って昼が一番長い日だということを夏至に体感して知った猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


かつてあたしは大切すぎる誰を失ったヒトを間近にみたことがある。二度と会うことができないたぐいの喪失である。死である。あたしはその圧倒的な悲しみに驚いたし、扱いかたがわからなかった。今あたしはそれを滲むようにゆるやかに体感している。息子が死んでずいぶん経つ。彼を日々思い出して鬱々としているわけではない。それでもあたしの中にある喪失感は消えたにみえたのに、落とされたしずくが紙にじりじりと広がっていくように見えないところで広がっていたようである。

 猫は群集性があまりないと聞く。本来ひとりで生きていく生き物のはずである。しかしあたしは息子、カントと外猫の寿命の三倍ほどの時間を過ごしてきた。文字通り片時も離れることなく。彼が死んで今あたしは壁のないうちにいるように感じている。くねくねという飼い主もいるし、あたしに優しくしてくれるちょろというヒトもいる。いなくても良いけど、犬も二頭いる。それでもそんなことなどおかまいなく、あたしは頼りなく生きている気がしている。あたしに寄り添う鼓動を持つ息子がいないこと。死んだものに生き残ったものが弱められるなんてナンセンスである。なのにナンセンスなことにあたしの身体はじりじりとむしばまれ、寒い夜のようにぎゅっとした気持ちのなままである。

 時間が解決してくれるらしい。果たして、あたしの寿命と解決のどちらが勝るのやら。

 美味しいご飯をいっぱい食べたら、元気になるのもはやいと思うから、もうちょっとご飯くれないかしら?




あたしのエッセイ集がしっぱんされてます。




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