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猫である。

猫は、そうそうテレビやネットや本を見るわけではない。家にいる我々に関してはもっぱら窓である。アウトドア派はもういっぱい見たいもの、見られるものがあることだろう。危険と引き換えに。あたしに関しては、ヒトがそとに出してくれるないので、家で過ごしているのだが、それが嫌かと問わるれば、どうかしら? 比較できないので、嫌ではない。が、窓すらないととっても辛くはある。前のうちは磨りガラスだったのだが、鳥も雲も空も天気もみれないと随分と辛い。あたしたちはもっぱら寝ているが、起きているときにはいろいろと観察してそれを刺激として日々を送っている。家猫は外に出られないとかわいそうというがそれは正直どうでもいいが、窓がないとか刺激がないのは、かわいそうと思ってもらって良い。その辺は、たのしいトークでなんとかしたい、と思う飼い主に飼われると、その猫に関しては本当に気の毒に思う。

そんなことをこのうちに来て思った。このうちは、来客した人間が口にしていたが、気でもふれたのか? というほどありとあらゆるところに窓がある。「べっぴんさん、べっぴんさん、一人除いて、べっぴんさん」なリズムで「窓、窓、ちょっと壁があって、また窓」という具合で窓だらけである。空も地面も見える。結果、あたしたちはすこぶる楽しく過ごしている。新しい環境で落ち着かなかったのは、知っているものが何もない状態だったためで、知っている匂いのものに囲まれて、それがあんまり移動しないでいれば、すぐにあたしたちはリラックスできるようになる。

それにしても、そう考えるとアウトドア派は毎日もっと楽しいのかもしれない。それでもあたしたちはドアの外に出ると興奮するとともに恐怖でずいぶんとドキドキしてしまう。この気になるけど、怖い!という状態は果たして身体にいいのだろうか、悪いのだろうか。気になるところではある。

しかしまあ、当面は、空や木や地面や動く見知らぬヒトの姿や鳥が見られるこの環境で十分にまんぞくである。





[ 2013.10.07 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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