こころみ
2015.10.22
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猫のポン・プルクワです。
くねくねとちょろと丁稚のわんこ2つと暮らしています。
猫、ポン・プルクワへの連絡はponyan@graphic57.com。


 最近、ずいぶんと寂しさを感じる。さもくなってきたせいだろうか。自分以外の生きものの温かさのが良い。 安心する。

 そんなわけで、くねくねやちょろにくっついていたのだけれど、彼らは動く。寝ているときにしかくっついていられない。のこる生きものは、わんこたちくらいだが、わんこにくっついてみたことがない。抵抗を感じる。中間地点をとって、あたしは最近わんこルームで昼寝をすることにした。わんこの気配はあるが、当人たちがいない。暗くて狭い。新鮮であり、ながらぬくもりがないものの、気配はあって、落ち着く。ちょっとした冒険である。結果、最近のブームスポットである。

 わんこルームはふたつある。うちにいるぞぞとももというわんこそれぞれにルームがあるのだが、そのどちらも試してみたが、具合が良い。ときどき、ぞぞが、うんこをルームに持ち帰ることがあって、そうなると使えたものではないが、うんこハンターたち(ヒトふたり)が、すぐに気づいて撤去してくれて、ルームのなかのマットも洗ってくれるので、そういうトラブルもすぐに解決する。

 こんな風にして、身体をわんこの気配に、あたしは今ならしはじめている。そのうち、くっつくこともできるのではないだろうか。来るべき冬に備えて、くっつける生きものを増やしておこうという、あたしの先取の気性に我ながら、驚く。白洲次郎か!? 次郎はオスだから、白洲正子か。

 ずいぶん猫としては歳を取ってきたわけだが、ここにきて更に状況に応じて進化していくあたし自身に、カリスマ性を感じないでいられない。たいしたものである。

 
 フェイシャルブックをみると、他のうちの写真を拝見する。すると猫が何頭もいるうちがある。それを見ると息子を思い出す。息子がいたときには、くっつく生きものの温かさに困ることはなかった。彼の寝息を懐かしく思う。が、彼の不在が今、あたしは未開の生きものであった、わんこへの接近という試みをさせるに至っている。

 生きているというのは、なかなかどうしておもしろい。できるだけ生きていたいものである。






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[ 2015.10.22 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]
どえす
2015.10.21
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 以前は窓からヒトの往来が見えたので、観察対象はもっぱらヒトであった。とくに大山町というところに住んでいた頃には、猫たちを吸い込む妖怪、猫喰いばあばが生息していたから、観察というよりは警戒という意図で表をよく見ていた。みていると「がらがら」を引きずるヒトが多かった。何かの箱を「がらがら」と引きずるのである。不思議な光景だったし、うるさかった。ヒトの営みは理解に苦しむことが多い。雨の日のなると丸い何を手に持って歩く。ほとんど皆そうしているのである。おまじないとか何かなのだろう。ヒトの世界にはおまじない的な行動が多い。

 たとえば、うちのちょろ(女のヒト)は、丸棒の上に横たわって、「うーーー」と唸っていることがある。なんのおまじないだろうか。不思議に思っているばかりではつまらないので、当てずっぽうに推測してどんどん仮説を立ててしまおう。丸い棒の上に横たわるのは、「美味しいものが食べられますように」というおまじないなのである。きっとささみやレトロト的な高級な食べ物を手に入れやすくなる気分になるのではないだろうか。

 ヒトは毎晩毎朝、水に浸かる。水に浸かるなんてあんなに嫌なことを毎日するのは、きっと苦行であろう。そうやって、自らを苦しませることで、美味しいものを食べて幸せになっても、その幸せが尽きてしまわないように、不幸な時間を過ごして、ちょうじりを合わせているのだろう。うれしいことが10あったら、やなことを12くらいで体験すれば、つぎにはうれしいことが12くらいあるかもしれない。そういうまじないなんじゃないだろうか。効果はあるのだろうか。

 水といえば、植物に水をかけるというおまじないも良く見かける。水をかけるなんて嫌がらせであろう。あれは鬱憤を晴らす類のおまじないなんじゃないだろうか。しかし植物は水をかけないと枯れてしまう気がする。いぜんそういう光景をみた気がする。つまり植物はいじめられることが好きなのかもしれない。そういうのをドエムとヒトは呼んでいる。いっぽうでいじめられるのが嫌いなものをドエスと呼んでいる。そういう意味ではあたしはドエスである。ドエスといえば、京都の言葉であろう。肌が怖くらいに白い京都の着物をきたヒトがテレビで語尾に「ドエス」とつけていたのを覚えている。たとえば「今晩ドエス」とか。「レトロト、食べはったらええやないですかドエス」等。語尾に「ドエス」をつけることで、いじめられるのは嫌い。 「アタシ楽しいことが好き」という姿勢を全方位的に示しているのではないだろうか。そうならば、あたしも付けたい。語尾にドエスを。


 最近は、窓からヒトの姿があまり見られず(かわりに猫をよくみる)、観察する機会が減ったので、わんこたちをみるようにしている。これまた不可解な行動が多い。しっぽをすごい振るのである。そんなにイライラすることが多いのだろうかドエス。







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[ 2015.10.21 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]
へいあん
2015.10.20
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 気が付くと、最近のあたしは元気である。元気!やる気!ポンプルクワ!である。もとい、やる気はとくにないけれど。そもそも、何をやる気になるというのか。楽しく生きるか? そうか、そうである。楽しく生きる、よろしい。やる気を出してみたいと思う。

 毎日楽しいか?と言えば、楽しくなくない、と答えたい。昔は、くねくねが元気がなかったり、同居する他のヒトと喧嘩したりで、心の置き所にこまる慌ただしい日々が多かった。そんなときは、平安を望むことばかりしていたいので、それ以上のことを考えることはあまりなかった。胃が痛くなる、というのでしょうか? そんなこんなだったので、そういうことがなくなった今、楽しくない、辛いことがないじゃないの!という驚きは、思い返してみると、思い出したように心に湧く。

 あ、平安だ! と。

 時代かよ。時代と言えなくもないか。戦国時代から暗黒時代を悲しいことばかり時代を経て、今あたしのうちは平安時代に入っている。

 来客が少なく、以前のようにささみやレトロとを持ってきてくれるヒトが減ったというかいないが、食事には毎回レトロトがでるようになった。気の合わないわんこたちともまあまあうまくやれそうになってきた。猫タワーがなくなっても、もっと過ごしやすいソファが現れた。

 あとはもう、あんまり痛いこととか、辛いこととか、悲しいこととかなければいい。しかしそんなことがいつ発生するかなんてわからないものである。その点、先のことを考えて生きるヒトは無駄に不安になるかもしれない。しかしあたしは猫。さきのことは考えない。今のことを考える。そんなわけで、よくよく考えてみると、今あたしは幸福である。

 じつに。


 



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[ 2015.10.20 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]
もも
2015.10.19
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猫のポン・プルクワです。
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もも

 あたしのうちには、1年くらい前から、わんこが2頭転がり込んできて居座っているのだけれど、生まれて初めてわんこと暮らすことにずいぶんと疲れる日々を送ってきたのだけれど、以前にも書いたがここ最近は慣れた。カチャカチャと爪を出しっぱなしで歩いてうるさいことにも、吠えることにも、犬特有の匂いがうるさいことにも、流石に慣れてきた。

 きっかけは、ソファだったかもしれない。新しいソファが来て、あたしが一番最初に乗ったことに、なんというか気が済んで、あとからわんこたちが乗ったところで、「まあうちが先に乗ったソファやけど、じぶんら登っても別にええねんで」という上から目線を浴びせることができたことが、わんこたちをそろそろ受けれいても良い契機になったように思う。

 加えて、くねくねが居間にいることが以前より多くなった。くねくねとちょろというのが、同居しているヒトたちなのであるが、彼らが1ヶ月くらいうちにいなかったことがある。そこであたしは、「だいぶ寂しい」が発症してしまった。彼らが帰ってきてからというもの「寂しかったんだから」という思いで、以前よりずっとついてまわるようになったのである。そんなわけで、くねくねが居間にいるなら、あたしも居間に行きたくなる。そこは、わんこ帝国であったが、寂しさにおしりをポンポンされて、居間に赴くわけであるが、そこで居場所を幾つかこしらえねばならなくなる。旅のための箱や椅子やテーブルなどもあったが、もちろんあたしはあたしの不動産、ポン・プルクワ・ネオ・ヌーベル・スーパー・タワーで過ごしていた。ある日のこと、金に困ったのであろう、あたしの不動産は勝手に売り払われ(推測)、大きなソファになっていた。登ってみると、まだわんこ臭もなく、ほど良い高さで居心地が思いの外良かった。

 ヒト二人が座り、わんこ2頭が登っても、まあ耐えうる広さである。領土的にはあたしのエリアであるが、皆が座ることは許すことにしている。そうして側で過ごしているうちに、わんこがそばにいることに急速に慣れてきたのである。

 頭では家族と理解していても、身体が上手く馴染めないでいたのだけれど、寂しさとソファが手伝って、身体も少しついてきたようなのだ。

 ヒトたちはふたりとも、あたしへ使う時間が減ってしまったものの、だいたい同じくらいの愛情を皆に注いでる。そんななか自分が一番でいたいのが、ももというわんこである。あたしをかまって!という類の思いをヒトにぶつけるももに、ヒトはしゃがんで、ももを撫でたり、話しかけたりする。一通り、そうしてから、今度はあたしは、もう1頭のぞぞというわんこに同じくらいの愛情を注ぎにくる。

 そういうことをくりかえしているうちに、うちの中のヒト以外の家族たちは、なんだか穏やかな気持になってきたのである。

 そういうことに、晴れの日にうたた寝をしながら、「そういえば!」と、気づいたりするのである。




 



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[ 2015.10.19 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]
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 あたしは今よよようえはらというところに住んでいる。くわしいことはわからないけれど、よよようえはらのなかでもあっちいったりこっちいったりと少なくないしっこしをしている。させられている。ひとつの家になれるのにだいたい10年くらいはかかる。このうちに来てから、もうそれくらい経ったのだろうか。快適に感じ始めたし、やんちゃな丁稚であるわんこたちにも慣れた。息子の不在にも慣れた。どのうちに住んでも、「がらんごろん」という音が開け放たれた窓から時折聞こえてくる。

 今日のよよようえはらの冷たくて細かい雨が降っている。雨音はあまりせず、光がよわよわしくて、音が湿っているので目をつぶっていても感じることができる。雨の日には、外派猫が何をしているのか、気になるものである。さきほどニャクシーにログインしてみたら、あたしのベッドから見下ろすことができる駐車場を根城にする外派たちは、油臭くて暗いところにいた。さもいので、寄り添って過ごしているようである。彼らによるとそれほど本格的な雨にはならないそうである。彼らは今日の天気よりも、いつもご飯をくれるおじさんヒトが最近具合が悪そうなことを気にしていた。それと最近何個くらい毛玉を吐いたか、という話もしていた。「あたしは3個」と述べてみたが、スルーされた。天空の部屋に住むあたしをやっかんでのことであろう。つつわが小さいものである。

 つつわの話だが、あたしは本を読むので、世界の広さを無学な猫たちよりは知っている。あたしが推測するに世界は居間1000個分くらいは広い。いや、ちょっと広すぎだろうか。900個くらいかもしれない。ニャンマーという国がいろいろと大変だったようである。東ティモテも大変みたいである。口シアもアフフニスタンも大変みたい。どこでもいっぱいのヒトが死んでいた。猫も毎日すごい数が殺されているが、世界ではヒトもいっぱい殺されているようである。食べるわけでもないのに。

 食べるわけでもないのにいっぱい殺されている猫やヒトがいることを知ってから、あたしはあまり怒るのをやめようと思った。おだやかであることの大切さを知ったのである。そう思ったやさきに、くねくねが側にきてあたしを撫で始めた。慈しみである。大事に想い、思われて……と考えていた途中で、くねくねがあたしの痛い腰を無遠慮に触りやがったので、がっつりと噛んでやった。あたしのおだやかに生きようという志を反故にするなんて、なんてタイミングとセンスの悪い男なのだろうか。毛玉を吐いて、耳の穴に詰め込んでやりたいものである。

 外派の猫たちの予想を軽く裏切って、気配のような雨が粒になり始めて、窓に跡を残しはじめた。この雨は世界中に降っているのか、よよようえはらだけに限るのか、わからないけれど、東ティモテやニャンマーにいるヒトや猫が元気ならいいのになぁと少し思った。


 



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[ 2015.10.16 | 猫日記 | コメント: 0 | PageTop↑ ]